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少し気の早いお話ですが,現在中学2年生の皆さんにお話ししておきたいことがあります.それは,
「3年生の1学期の成績は,すごく重要だぞ!」
ということです.
都立校入試はむろんのこと,多くの私立校の入試においても,中学3年生の「2」学期の成績が大変重要視されるということ.これは皆さんもご存じでしょう.つまり,多くの高校は,皆さんが中学校で丁寧に学習しているかどうかを知りたいのですね.そしてその判断基準として,皆さんの「2」学期の成績を見るのです.
そうすると,こう思う人もいるでしょう.
『な〜んだ,じゃあ2学期だけ気合いを入れれば良いんだね!』
そうそう.半分正解です(笑).2学期は特に気合いを入れなければなりませんね.けれども,その2学期の成績が,実は1学期の頑張り次第なのだ,と言ったらどうしますか?驚いてしまうでしょうか.
私がそう言うのには,二つばかり理由があるのです.その一つ目は,こんなわけです.2学期の授業をよりよく理解するためには,1学期に基礎体力を付けておかなければならないこと.というのは,2学期の学習内容は,中学課程のクライマックスです.山登りで言えば,頂上の手前の,一番の急所・難所なのです.ですから,そこをしっかりと登り切るためには,それなりの体力(学力)が要求されるのです.その学力を,1学期のうちに蓄えておく必要があるというわけです.
それから,理由の二つ目を示しますが,まずその前に,皆さんに尋ねます.学校の通信簿の成績が,どうやって決められているかを,皆さんは知っていますか?
これはね,「相対評価(そうたいひょうか)」という方法で決定されるのです.この難しい言葉を聞いたことのある人もいるでしょう.この「相対評価」というのは,分かりやすく言えば,
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成績順位の上位○%が通信簿の「5」,その次の△%が「4」,その次の□%が「3」,その次の・・
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という具合に,成績順位によって通信簿上の評価が決まる仕組みを言います.
これと対照的な仕組みが,「絶対評価」です.この「絶対評価」は,
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テストの点数が80点以上なら「5」,60点以上なら「4」,40点以上なら「3」・・・
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というように,純粋にテストの点数によって(ほぼ)自動的に通信簿上の評価が決まる仕組みを言います.
中学校の通信簿が「絶対評価」で決まるのならば,「テストの点数を20点も上げれば通信簿の成績は必ず1つアップする」というわけですから,分かりやすいですね.点数アップの目標も立てやすくて,励みになるでしょう.
ところが,実際の仕組みは,先ほどにも言ったように,「絶対評価」ではなく「相対評価」なのですね.ですから,仮にA君やBさんが頑張ってテスト成績を20点上げても,同時に周りの人の成績が上がってしまえば,A君やBさんは順位を大きく上げることはできないことになる,したがってその結果として,彼らの通信簿の成績はなかなか上がらない,ということになるのです.ちょっと厳しいお話ですが,『夢のない話をしないでよ!』と怒らないで,ちょっと冷静に考えてみてください.そのような「相対評価」のもとで,どうしたら通信簿の評価を上げられるでしょうか?答えは明瞭ですね.そう,明瞭なのです.その答えは,「周囲の人々よりもドンと点数を上げて,成績順位を上げればいい」ということです.そして,これが唯一の方法なのです.
さて,「相対評価」のことを理解できたところで,話を元へ戻しますね.2学期の成績が1学期次第だということの理由の二つ目.それはね,1学期のうちにうんと頑張っておけば,2学期の成績「順位」をドンと上げる推進力が手に入る,ということなのです.2学期になると,周囲のみんなも真剣に勉強を始めて,テストの点数を上げるために必死になってきます.ですから,順位においてそんな彼らを上回っていくためには,先手を打って,1学期のうちから頑張っておくと良いのです.先手必勝の理屈です.
ずいぶん長い話になってしまいましたが,皆さんにも私の言わんとすることが分かってもらえたことでしょう.とにかく,1学期の頑張りが大切なのです.その1学期間の頑張りが,2学期の,そして来春の笑顔へまっすぐにつながっている.そう思って頑張っていきましょう.講師の私も,皆さんに負けず劣らず,3月から張り切っていきますよ!
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